ハンバーグ レシピ 3

フワッとした食感と豊かな旨みに圧倒される、直径25㎝強の大きな蒸しハンバーグ。田村亮介シェフのレシピをご紹介しよう。

Photo Masahiro Goda Text Izumi Shibata

フワッとした食感と豊かな旨みに圧倒される、直径25㎝強の大きな蒸しハンバーグ。田村亮介シェフのレシピをご紹介しよう。

慈華、ふっくらと蒸し上がったハンバーグ
ふっくらと蒸し上がったハンバーグは、肉をかむ食感となめらかさを兼ね備える。陳皮の香りが中国料理らしさを演出。仕上げに熱したフェンネルとねぎの香りが食欲を刺激する。

奥深きハンバーグの世界 3より続く

茴香陳皮牛肉餅
フェンネル・陳皮香る牛肉ふんわり蒸しハンバーグ

〈ハンバーグ〉
牛肩肉(手切りの粗みじん切り、ミンチなら粗挽き):250g
塩:3g
三温糖:8g
中国たまり醤油:5g
卵:1個(約50g)
水:約100cc
干し椎茸(水でもどしてみじん切り):10g
陳皮(水でもどしてみじん切り):10g
長芋:40g
片栗粉:10g

〈ソース〉
生姜の絞り汁:10g
濃口醤油:20g
中国のたまり醤油:5g
オイスターソース:5g
ごま油:2g
はちみつ:10g

〈他〉
フェンネル(みじん切り):2g
ねぎ(みじん切り):大さじ2
ねぎ油(またはサラダ油):30cc>

  • 慈華 ハンバーグ 慈華 ハンバーグ
    【1】肉は牛100%。今回は赤身の旨みの強い肩肉を使った。陳皮は自家製を用いたが、中華食材店などでも入手できる。
  • 慈華 ハンバーグ 慈華 ハンバーグ
    【2】陳皮の白い部分(皮の裏側)をそぎ切ってから、みじん切りにする。
  • 慈華 ハンバーグ 慈華 ハンバーグ
    【3】長芋を包丁でざく切りにし、たたいてから包丁の腹で押し潰す作業を何度かくり返す。
  • 慈華 ハンバーグ 慈華 ハンバーグ
    【4】ボウルに牛肉、塩、三温糖、中国たまり醤油、卵を入れ、一定方向に練り混ぜる。粘りが出たら、水を少しずつ加えながら混ぜ続ける。椎茸、陳皮、長芋を加え、最後に片栗粉を混ぜ合わせる。
  • 慈華 ハンバーグ 慈華 ハンバーグ
    【5】サラダ油(分量外)をぬった大皿に生地を流し、直径約25㎝、厚さ約1.5㎝の円形に整える。生地は皿の大きさに応じて調整してよい。厚くなった場合は蒸し時間をのばす。
  • 慈華 ハンバーグ 慈華 ハンバーグ
    【6】蒸し器で15分間蒸す。蒸し上がったら中央にフェンネルとねぎのみじん切りをのせ、高温に熱したねぎ油をかける。ソース(材料を鍋に入れ、はちみつが溶ける程度まで温める)をかける。
  • 慈華 ハンバーグ
  • 慈華 ハンバーグ
  • 慈華 ハンバーグ
  • 慈華 ハンバーグ
  • 慈華 ハンバーグ
  • 慈華 ハンバーグ
慈華 田村亮介氏

田村亮介 たむら・りょうすけ
1977年、東京都生まれ。中国料理店を営んでいた父の影響で料理人を志す。「翠香園」や都内中華料理店を経て、「麻布長江」へ。2005年、台湾の四川料理店・精進料理店で研修。06年、「麻布長江 香福筵」の料理長に就任し、09年には同店のオーナーシェフに。19年4月、建物の老朽化に伴い閉店。同年12月、「慈華」をオープン。20年には『ミシュランガイド東京』で一つ星の評価を得た。

●慈華
東京都港区南青山2-14-15 五十嵐ビル2F
TEL 03-3796-7835 itsuka8.com

What is luxury?

What is luxury?

Questioning this has now become synonymous with confronting the times. We are now witnessing a transformation of values on a global scale.
Sustainable, SDGs, ESG...... these terms are becoming a natural part of our daily lives. Many brands and companies have already begun to take this stance, as individuals and society as a whole are expected to become more aware of the importance of sustainability. In "NILE PORT," we would like to rethink and re-present luxury in the current era, sharing our values with brands and readers who have a progressive awareness.