人間工学に基づいた設計により、極上の座り心地をかなえたスウェーデン・コンフォルムのチェアとドイツ・エルポのソファ。優れた機能性を備えると同時に、モダンなデザインがインテリアになじみ、快適で美しいリビングを作り出す。豊かな暮らし、さらには豊かな人生をかなえる心地よい住まいには、それにふさわしい極上の家具が欠かせない。 リビングで読書をしたり音楽を聴いたりとリラックスして過ごすひととき。極上の座り心地をかなえる家具に身を委ねれば、リビングで過ごす時間がより豊かで充実したものになるだろう。今回は、人間工学に基づいて快適であることをどこまでも追求するヨーロッパ生まれの二つのブランドを紹介したい。
一つは、スウェーデン南部の緑豊かな村に本社オフィスと工場を持つアームチェア専門のブランド、コンフォルム。本国の工場において熟練の職人が一貫して製作し、手と目で丁寧に品質を確認するなど、クラフトマンシップがしっかりと生きたブランドだ。メインモデルの「timeout」(タイムアウト)は、曲木のウッドフレームをベースに、肌触りがなめらかな最高級のイタリアンレザーを張った美しいパーソナルチェア。北欧らしい柔らかさのあるデザインで、インテリアにも溶け込みやすい。
もちろん、注目してほしいのはその快適性だ。リクライニングチェアに身を委ねても、体が沈み込みすぎて身動きが取りづらい、頭とお尻の位置がずれて違和感を感じるといった経験がある人は多いのではないだろうか。しかし「timeout」は人間工学に基づいて、首や腰がS字ラインを描く自然な姿勢を保ったままもたれられるよう設計。体に負担がない状態でチェアに身を預けられ、頭を動かしたり脚を上げたりといった動作も無理なくできるのだ。
もう一つはドイツ南部で70年近い歴史を持つリラクゼーションソファブランド、エルポだ。コンフォルム同様にクラフトマンシップを大切にし、製造におけるオートメーション化は導入せずにハンドメイドを貫いている。モデルごとにウレタンを厳選して耐久性と座り心地を検討し、レザーはなめし工場から直接仕入れて規格に合うものを選び出すなど、細部にまでこだわって上質なくつろぎを追求。そのこだわりが、優れたリクライニング機能を生み出した。
エルポに搭載されている「エルポ・コンフォートシステム」は、体重を移動すればそれに応じて自動的に座面や背もたれが動く仕組み。体重や体型に合わせてあらかじめリクライニングの硬さが調整しておけるめあとは座ったまま姿勢をずらすだけで最もリラックスできるかたちにソファが変化してくれる。長時間座っていても疲れないのはこの機能を搭載しているからこそだ。
また、同ブランドはレザーの種類をはじめシートのサイズや硬さ、アームレストのかたちなどが自由にカスタマイズできるモデルも展開。誰よりも自分にぴったりと合うオリジナルのソファは、他では手に入れることはできないだろう。
コンフォルムもエルポも、実際にその座り心地を試してみてほしい。両ブランドともフランスベッドが日本で唯一の取り扱いメーカーであり、東京・赤坂をはじめとする各地のショールームなどで体感可能。ぜひ一度、訪れてみてはいかがだろう。
●フランスベッド 0120-39-2824
※『Nile’s NILE』2019年5月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています