![テラスに2.5m×6mのプライベートプールとジャグジー、シャワーブース、半露天風呂を備えたジュニアスイート。刻一刻と表情を変える海の景色を心静かに満喫できる。](https://e.nileport.com/wp-content/uploads/2022/05/01_1.jpg)
別府八湯と呼ばれる八つの温泉郷を有し、温泉湧出量日本一を誇る別府市。至るところから湯けむりが上る、旅情あふれる街である。「アマネ リゾート セイカイ」は、この別府市の北の玄関口といえる観光港のそば、別府湾を正面に見据える位置に立つ。別府でも屈指の人気旅館として知られた「潮騒の宿 晴海」が2年前に新館の増設と改修を経てリブランドオープンし、さらに贅沢な名湯のリゾートとなっている。
この「アマネ リゾート セイカイ」を最大限に楽しむなら、ぜひ新設された空の棟のジュニアスイートをおすすめしたい。海に面した広大なテラスに源泉かけ流しの露天風呂とジャグジー、そしてプールを備え、誰にも気兼ねすることなく、海と一体となる至福のひとときを満喫できる。朝には海に昇る荘厳な日の出を、夜には海面に輝く月の道が見られることも。晴れた日中には遠く四国まで見渡すことができる、まさに絶景が広がっている。
モダンで美しい客室は150平米の広さを持ち、バリで特注した家具やシモンズのベッドが、心から満足できる快適な滞在を約束してくれる。長期滞在ができるよう、ゆったりとしたウォークインクローゼットも完備。もちろん、温泉街を歩くのもいいが、ここなら館内だけで十分に別府温泉を堪能することができるのだ。その他、14タイプの客室すべてにおいて客室露天風呂とオーシャ ンビューが楽しめる。
食事は夏の関アジや秋のイセエビ、冬の関サバなど、地元の旬の活魚をいけすで用意し、最も脂がのった素材を繊細かつダイレクトに味わう「海鮮料理 えいたろう」をはじめ、伝統の技術を新しい感性で伝える「日本料理 玄」、地元食材にこだわったカジュアルビストロ「ヴァンヌーヴォ」の3店。「日本料理 玄」と「海鮮料理 えいたろう」は個室を備えているため、プライベートな旅を満喫したい人にも最適だ。
海の幸だけでなく、100年の歴史を持つ豊後牛の中でも味にこだわりのある農場のみで育てられた新たな和牛ブランド「おおいた和牛」のステーキなど、地元の粋を集めた美食の数々を提供。隣接する「アマネ リゾート ガハマ」のいけす割烹「松秀」、レストラン&カフェ「KUNITAKE」を利用することもできるため、長期間連泊しても飽きることなくさまざまな食を味わえる。
温泉は客室の露天風呂だけでなく、館内に二つの大浴場を用意。1階の大浴場「潮騒の湯」は、通称“海抜0m〟と呼ばれるほど海に近いのが特徴。海水を引いたミネラル豊富な温泉は、肩まで浸つ かるとまるで海に浮いているかのような感覚だ。8階の「昇陽の湯」は、テラスから180度に広がる別府湾の絶景が魅力。ともに源泉かけ流しで、名湯を心ゆくまで堪能できる。
壮大な海の景色とさざ波の音、地元の旬を味わう美食、そして温泉。何にも煩わされることなく、シンプルに大地の恵みと美しい空間に癒やされる、極上の休日を楽しみたい。
●アマネ リゾート セイカイ TEL0977-66-3680
※『Nile’s NILE』2021年8月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています