自宅で過ごす時間の大切さが見直されている中、ぜひこだわりたいのが調理器具。ビルトイン家電の最高峰と呼ばれ、世界各国で圧倒的な支持を得ているのがドイツ・ガゲナウ社だ。
1683年に南ドイツで鍛冶屋として創業した同社は“暮らしを快適に豊かにすること”をモットーに、食器洗浄機、ガスコンロ、オーブン、冷蔵・冷凍庫など、革新的な調理器具を生み出し続けてきた。
現在グローバル規模で展開するボッシュシーメンスグループの中核をなすガゲナウでは、最新の設備機器を備えた工場であらゆる部品を製造。昔ながらの工芸品のように、職人たちの手作業によって一つひとつ丁寧に組み立てられている。
こうした工程を経るため、例えば最高級モデルのビルトインオーブンを製造できるのは1日に2台が限界。トップクラスの製品を提供するために欠かせない職人の高い技術力を大切に継承しながら、日々進化を遂げる最先端のテクノロジーを融合させて妥協することのないものづくりを今なお変わらず続けている。
そうした中で昨年6月、機能とデザインともにさらなる進化を遂げ、日本で新たに発売されたのが「バリオクックトップ400シリーズ」だ。「IHクッキングヒーター」「ハイカロリーバーナー」「バーベキューグリル」「テッパンヤキ」「ベンチレーション」といった五つのパーツをラインアップするガゲナウのクックトップの最高峰モデルで、組み合わせによって調理スタイルを自由に選ぶことができる。
リニューアルにあたり、IHヒーターは二つの調理ゾーンが円形から長方形に変更。ココット鍋から大型鍋まで、さまざまな調理器具の形状やサイズに対応できるようになった。また機械による高度な調節機能が標準装備され、なかでも3連リングがついたハイカロリーバーナーは立ち消え時の自動再点火や消し忘れ安全機能を搭載。とろ火から強火まで12段階の自動調整ができ、スイーツづくりや火力を要する中華料理などレパートリーを広げながら、プロ顔負けの本格的な調理を自宅で楽しむことができる。
こうしたガゲナウ独自の機能に加えて、ミニマルな仕上がりのデザインも特徴の一つ。3㎜厚の頑丈なステンレスでできた機器本体をカウンターに埋め込むと同時に、機器同士のジョイント部分をわずか2〜3㎜に抑えるなどディテールにまでこだわり抜いている。ステンレスを削り出した重厚感のある操作部に至るまで、ガゲナウにしか実現できない高度な技術力が、キッチンをよりスタイリッシュに演出してくれるだろう。
日本でもますます知名度が上がっているガゲナウ。人気の「バリオクックトップ200シリーズ」もリニューアルし、好評を得ている。ぜひこの機会に最高峰の調理家電を手に入れ、ワンランク上のインテリアを実現しながら、家時間を充実したものにしてほしい。
●ガゲナウ 東京ショールーム TEL03-5545-3877
※『Nile’s NILE』2021年10月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています