炎は、太古の昔よりずっと人類に寄り添い、その生活を優しく包み込んできた。夜の闇を照らし出す明かりとして、寒さをしのぐための熱源として。炎によって人類が得た恩恵は数多く、その存在は、進化の過程においても欠かせないものだったのだ。
炎が安心感をもたらす存在であるということは、原始の時代から、私たちの遺伝子にもしっかりと刻み込まれているのかもしれない。環境心理学の分野では、「自然の風景には、創造性、幸福度、集中力を上げる力がある」という研究結果が出ているが、これは炎も同じだ。わざわざじっと見つめていなくても、視界に入るだけで、リラックスや癒やしをもたらし、さらにコミュニケーションを促進する効果もあるのだとか。
そんな炎を、インテリアに取り入れられる家具がある。世界最高峰の薪ストーブブランド、スキャンサームの商品だ。スキャンサームは「ヒーティングファニチャー」という概念を世界で初めて生み出し、ヨーロッパ市場から、インテリア家具としての薪ストーブを世界に広めた立役者だ。
特におすすめしたいのが、設置する部屋に応じて燃焼室を含む本体と蓄熱ボックスを組み合わせ、数百通りにデザインできる、革命的な薪ストーブ「エレメンツシリーズ」。3面ガラスからなる「3Sシリーズ」より発売中の「エレメンツ603 3S」「エレメンツ400 3S」は、3方向どこからでも立体的に美しい炎を楽しめる。従来の多面ガラスの多くは冷めやすいため、すぐにガラスがすすで曇り、中の炎が見えなくなってしまうという難点あった。しかしこの3Sシリーズには、全てペアガラスを採用。炉内の温度を高温にし、ガラスを常にクリーンに保つ工夫がされている。「炎を見る」という体験に重点が置かれているのがうれしい。
もちろん、安全性や機能性も充実している。一酸化炭素中毒の原因である不完全燃焼を予防するため、本体の断熱性能を向上。さらにオプションで、サイドガラスに熱を反射させる特殊コーティングを施すこともでき、ガラスの透明性を保ちながら安全性を高めている。炉内が高温になることでフロントガラスからの放射熱は高温になり、あたたかさの面でも申し分ない上に、わずかな薪燃料から最大限の炎を引き出す燃焼テクノロジーで、従来に比べて薪の消費量も抑え、経済的にも環境的にもコストを抑えられるのだ。
デザインは、ドイツ・シュツットガルト在住のヴルフ・シュナイダー氏。彼による、薪ストーブ市場初のモジュール設計のモダンなデザインは、その美しさと高い品質が認められ、スチールイノベーションアワードを受賞するなど、世界的にも評価が高いのだ。硬質の鋼のシャープなラインが持つ、研ぎ澄まされた美。その中であかあかと燃える炎のゆらぎに身を任せれば、より穏やかで自然に近い時間を過ごすことができるだろう。
だんらんの間に、心地よい炎を。あなたも薪ストーブで、身も心もあたたまる冬を迎えよう。
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