現代人は、生活習慣や運動不足から「どことなく体の調子がさえない」と感じることが多い。東洋医学では問題視される状態だが、それに対する最適解は「適度の運動、バランスのとれた食事、早寝早起き」であることは間違いない。しかしそれはしょせん絵に描いた餅ではないだろうか。やりたくてもできないのが、現代人の生活であり、それでも放置していてはよくない問題なのである。
そこで今、注目を集めているのがNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)。体内で、身体が活動する際に必要なエネルギーとして働く補酵素に変換される、ビタミンB3に似た物質だ。補酵素は加齢とともに体内の生成量が減少してしまい、その減少は、身体のコンディションに影響を与えている。
医薬品をはじめとする化学製品の製造を100年以上にわたり続けてきたTEIJINのヘルスケア事業から生まれたNOMON。これを率いる山名慶氏は、自身も長年研究者として健康医療に携わってきた経験から、このNMNにはヘルスケアを大きく変える確かな手ごたえを感じているという。
「私自身も、体感でNMNを補うことで体調がいい、元気が続くと実感しています。マウスに対するNMN投与実験の結果、NMNを体内に摂取することで、部分的にではありますが、有用性があることが期待できると言える、確かな成分です。NMNの強みは体内のどの細胞にも存在するものであり、人によって違う『足りないところ』を補ってくれるという点です」
NMNサプリメントを製造販売するメーカーが昨今増えているが、NOMONの強みは、医薬品製造を長く手掛けてきたTEIJINの流れをくむ、医薬品と同レベルの品質管理や、動物実験だけでなく人による品質と安全性の試験を行っていることなどが挙げられる。
「大阪大学と協力しNMNの効果実験を行うなど、NMNが人生100年時代にどう貢献できるか、研究を進めています」
品質と安全性の高さから、野球のオリックス・バファローズの選手を始め、パフォーマンスレベルにひときわ敏感なアスリートたちもNOMONのNMNサプリメントを取り入れている。
寿命が延びるにつれ、ただ単に長寿ではなく、QOL(クオリティーオブライフ)の重要性はさらに高まっている。そんな中、山名氏は充実した人生を考える異業種企業とのコラボレーションも、積極的に取り組みたいと考えているそうだ。
●NOMON TEL0120-500-909
※『Nile’s NILE』2021年12月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています